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旬の食べ物
2015.04.19 Sunday
旬のものを食べると何年か長生きすると教わって横浜の森で暮らしていたころにはよく食べていた。累積すると何十年分にもなっているはずだ :-)
今のぼくに必要なのは旬のもの、と萬屋さんのお母さんが旬のものを煮込んで届けてくれた。ありがたいね。おいしくいただきました。
作り笑いでもいい
2015.03.02 Monday
山田太一の映画をやってると聞いた。:-) 2時間も過ぎていたのでさっぱりわからなかった。:-)
これは1955年の134号線の写真だ。:-)
バスが走っている砂利道だったんだね。:-)
写真 竹腰眞一
ベッドの上だけで過ごしている。:-) なるべく笑っている方がいいと言われた。:-) 作り笑いでもいいのだそうだ。:-) 最近のぼくを微笑ませてくれる写真がある。:-)
湘南134号線のハイウエイはどなたも走ったことがあると思う。:-)
これは1955年の134号線の写真だ。:-)
バスが走っている砂利道だったんだね。:-)
写真 竹腰眞一
富士山の日
2014.02.23 Sunday
今日2月23日は、223(フジサン)の日だそうだ。
ぼくが鎌倉材木座に引っ越してきた一番の理由は、ここから見える江ノ島の彼方の富士山が大好きだったことだ。引っ越してきて最初に書いた日記「材木座より愛をこめて」には、このアングルから描かれた安藤広重の絵を紹介した。
富士山の日ということで2枚の素敵な写真を紹介したい。
現代の広重たちの写真です。
ブログで紹介するなんて考えずにネット上で収集してきた写真の一部なので、写真家の名前もわからず、すみません、クレジットすることもできません。
もしこれをお読みになっていたら、下にコメントいただければクレジットするなり、削除するなりの対応をします。よろしくお願いします。
ゴンゾー、ゴンゾー
2013.11.06 Wednesday
楽天優勝の日本シリーズは面白かった。
田中投手が160球投げた翌日にリリーフに出た美談が語られ続けている。
ぼくが子どものころはそんなこと普通だったけどな。ドラゴンズの権藤博という投手はルーキーの年にたしか39勝している。ほとんど毎日のように投げていたので、
「権藤、権藤、雨、権藤」
という流行語が生まれたほどだった。
そんなことを思い出したのは、最近のぼくの生活による。
夕方になると萬屋さんに行く。出迎えてくれるゴンゾーは振り切れそうなくらい尻尾を振って、両前脚と背筋を伸ばし、散歩の準備運動を始める。一緒に材木座海岸を歩くのだけど、雨の日は残念ながらでかけられない。まさに、
「ゴンゾー、ゴンゾー、雨、ゴンゾー」
の日々を送っているからだ :-)
この写真は光明寺のお十夜のときのもの。
沈んでいく夕日をロールプレイン・モデルのように眺めているぼくとゴンゾー。
花泥棒はしない
2013.06.24 Monday
散歩をしていて花泥棒をしたくなったときの秘訣を力説してくれた知人が、昔いた。
彼によると、花泥棒は絶対にバレないようにしなければいけない。そのためには全体のバランスを崩さないように盗らなければいけない、ということだった。
(バレなければ泥棒してもいいの?)(バランスの善し悪しを泥棒の側で決めていいの?)と苦笑しながら聞いていた。
ぼく自身、長いことベランダや庭でたくさんの花を育ててきた経験から言えるのだけど、花が好きで育てている人たちは、お願いすれば快く分けてくれるものだ。
花泥棒。なんだか語感はきれいだけど、そんなことしない方がいい。
鎌倉での散歩道ではいくつかのお宅で道行く人に鉢植えや花を分けてくれていて、ぼくもよくお世話になっている。
先週美しいガクアジサイを分けてくれていた家の前に、今回は立葵(たちあおい)の花があった。梅雨の間に咲くので梅雨葵とも呼ばれている。そのお宅の入り口に見事に咲いているのは知っていたけど、半分ほどを切って一部を分けてくれたようだ。
先週もそうしたのだけど、今回も「いつもありがとうございます」とお礼のメッセージを書いていただいた。バケツに入った花を選んでいるとき、白髪のご婦人が横にしゃがんで「ひとりだともらいにくかったんですよ」と笑って一緒に花を選んだ。
帰り道の方向が同じだったので一緒に坂道を登ってきた。
そしてびっくりしたのは、彼女が会釈をして入っていったのは、去年の夏酔芙蓉(すいふよう)という不思議な花を咲かせてくれていた家だった。
今年はまだ咲いてないが、開花をたのしみに待っていた。
顔見知りになれてよかった。
今度お会いしたら、酔芙蓉の話をいろいろと聞かせてもらおう。
鎌倉市議会選挙
2013.04.18 Thursday
きたる日曜日が投票日の鎌倉市議選への出馬を決意した萬屋(よろずや)ゴンゾーです。全国一高い市職員の給与や退職金など、山積した鎌倉問題の解決はもう人間たちには任せておけない、というやむにやまれぬ思いからです。
ネット選挙の推進も公約します。
騒音をまきちらすだけの選挙カー制度は全廃します。町中に貼りめぐらされて美観を損ねている選挙ポスター制度も全廃します。
(したがって私のこのポスターはどこにも貼られていません)
もうひとつの公約です。
アベノミクスによる円安で、ドッグフードが値上げしそうだという噂があります。
私は断固として値上げに反対します。
人間の世界での100円の値上げは、私たち犬の世界では、7倍の700円の値上げになってしまうからです。
:-)
ゴンゾーとの初散歩
2013.03.21 Thursday
萬屋酒店のゴンゾーについては、以前の日記に書いた。
ゴンゾーは実は二代目だ。先代のゴンゾーも黒い犬でとても愛されていたらしい。
先代が死んだときには店の常連たちが葬式をしてやったとか。
アルバムに写真が残っているので一度見せてもらったが、たしかに凛々しい顔つきの頭のよさそうな犬だった。
「先代に比べると」と口の悪い常連は言う。
「今のゴンゾーは食べ物のことしか考えてないし、女性客に甘すぎる」
ぼくは先代を知らない。でも先代の話が出ているとき、足元にいる二代目の瞳に悲しげな色が浮かんだのを見逃さなかった。
ぼくは二代目ゴンゾーが好きだ。食べ物のことばかり考えていて、女の子に弱い。ゴンゾーはぼくとそっくりじゃないか :-)
昨日は春分の日だった。桜はじめて開き、桃はじめて笑う日。
暖かい午後だったので外に出たら、萬屋の常連シモちゃんがわが家のすぐ近くまでゴンゾーを散歩に連れてきていた。お願いしてリードを受け取り、萬屋までの帰り道を一緒に歩くことにした。ゴンゾーとの初散歩だ。
最近のゴンゾーは賢くなっていい犬になった、とは店のご主人夫妻やシモちゃんから聞いていたのだけど、たしかに言うことをよく聞いてくれるし、なんの苦労もない楽しい散歩だった。
写真はゴンゾーとぼく。
補陀洛寺(ふだらくじ)の横の道で。
鎌倉の台湾問題
2013.02.26 Tuesday
昔アメリカで暮らしていたころ、ある男が、
「街で出会う東洋人女性が何国人かを見分けるコツ」を教えてくれた。
彼によると金のネックレスや金の装飾品をつけているのは台湾人女性であるということだった。その男というのはデーブ・スペクターだったので、あまりあてにならない情報だね。ただ極東の国々からやってきたぼくたちは、服装とかで見分けないかぎりみんなよく似ているんだろうな、と思ったものだ。
そんな昔のことを思い出したのは、今鎌倉では台湾問題に揺れているからだ。
なんらかの理由でここでは台湾リスが激増して被害も出て、鎌倉市は大量に捕獲して殺処分にしているらしい。市民にも餌付けをしないように呼びかけている。
一方では台湾リスの大量虐殺(ジェノサイド)に抗議するグループも出てきている。
この冬ぼくは、夏みかんをつるしておくと鳥たちがくるよ、と友人に教わって庭の木にみかんをつるし始めた。なるほどすぐにシジュウカラやヒヨドリがやってくるようになった。しかし鳥たちにまじって、リスたちも木に登って美味しそうにみかんを食べている。
これが噂の台湾リスなんだろうか?
ぼくは日本リスとの区別がつけられないので、よくわからない。もしかしたら琉球リスとか朝鮮リスとか中国本土リスなどという可能性はないのだろうか?
うちにやってくるリスたちは少なくとも金のネックレスはしていない :-)
流鏑馬 on the beach
2012.10.19 Friday
鶴岡八幡宮では年に3回ほど流鏑馬(やぶさめ)が開かれているようだ。
その日の鎌倉は交通が大渋滞するほど多くの人たちがやってくる。ぼくは行ったことがないが、観客が多すぎて流鏑馬はろくに見れないとも聞いた。
ビルはシアトル生まれ、材木座育ちのアメリカ人で、萬屋さんの常連。通訳で案内することもあるとかで、流鏑馬は、horseback archery と訳しているそうだ。馬の背に乗ったアーチェリー。わかりやすいね。
「馬に乗っているので、遠い的より近くの的に当てる方がずっと難しいという説明もしてあげるんだ」
そんな話を聞いていたら、やはり常連の大東さんが、
「材木座海岸でも流鏑馬が見れますよ」と、写真を見せてくれた。
「鶴岡八幡とは流派が違うけど、こちらはまだ広く知られていないので客も多くなくて、いい場所で見れます」
これはいいなあ。スケジュールを調べて次は見逃さないようにしよう。
流鏑馬とサーフィンを同時に見れるのがファンタスティックでいい。
Photo by Yuji Ohhigashi
光明寺 お十夜
2012.10.16 Tuesday
光明寺は歩いてすぐなので、ときどきでかける浄土宗のお寺だ。
昨日まで「お十夜」が開かれていた。
門前から本殿までおびただしい露店が並び、ちゃんと歩けないほどの人出だった。
人ごみの中で何人もの人から声をかけられた。ぼくも鎌倉に顔見知りが増えたんだね。
「お十夜」は、500年続いているという法要。戦国時代に戦乱と飢餓で地獄のようだった人々の安寧を願って始まったものとも聞いた。戦国時代に生まれて「なんて時代に生まれちゃったんだ」と嘆いた人たちもたくさんいたんだろうな。
500年たった今も世界中で戦乱が続いていて、この日本でも何やらきなくさい匂いが漂ってきている。「なんて時代に生まれちゃったんだ」とぼくも思っているので、念仏が轟く本殿前で(浄土宗の信者ではないのに)両手を合わせて、南無阿弥陀仏を唱えた。
本殿から横をすりぬけて回廊を行くと、ぼくが好きな一角があって、本殿前と違ってほとんど人もいない。季節には蓮の花が咲く池があって、その向こうに聖閣が立っている。「お十夜」だからか静かにライトアップされていてきれいだった。
眺めていると、吉沢さんにばったり会った。萬屋コミュニティの常連で、電気屋さんだ。吉沢さんの話だとこの池は昔は蒲が生い茂っていたとか。
子どものころから毎日このお寺にきてどんな遊びやいたずらをしていたかを話してくれていたとき、通りすがりののお坊さんが「あのライトアップは吉沢さんがやってくれたんですよ」と教えてくれた。吉沢さんは照れくさそうに笑った。
子どものときから遊んできたお寺で、大人になったら法要のお手伝いをする。
幸せな人生だよね。
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本名・長野眞
フライ・コミュニケーションズ代表
1948年生まれ。1971年上智大学を卒業後、新聞記者、コピーライターの仕事を経験し、シカゴに留学。帰国後「日本国憲法」(小学館)を共同編集したことで本を作る楽しさを知り、北山耕平とともにフライ・コミュニケーションズを設立。斬新でユニークなアイデアと感性で、数多くの作品を企画、編集、執筆する。2009年世界にたった一冊の本をつくる「ニュー・グリーティングブックス」のHPを開設。10年間横浜の小さな森の中で自然とともに暮らし、現在は鎌倉の海辺で閑かな日々を過ごしている。
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