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2016.01.17 Sunday

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お帰り、北山耕平。

2012.03.22 Thursday

抱えていた仕事がようやくひと段落したので昨日、闘病中の友人北山耕平を病院に訪ねた。ぼくは鎌倉にきて以来はじめて電車に乗っての上京だった。

北山耕平は元気だった。右手がまだしびれていると聞いていたけど、握手をした手を強く握り返してくれたし、一緒にエレベーターで一階に降りて、自販機で飲み物を買ったりした。
闘病生活で痩せていたけど、むしろ精悍な顔つきに見えた。
痩せたことで落ちた筋力を取り戻すリハビリの日々のようだ。

以前「ハッピーバースデイ、耕平」という日記で紹介した彼の未発表の原稿を持っていったので、それを見ながら西丸文也の思い出話もした。
「日本って国がぐちゃぐちゃな国だってのが表に出てきた一年だったね」
「言わないこっちゃないよね」
などと世間話もたくさんした。ほんの数カ月前まで意識不明だったのが信じられない。奇跡的な恢復力だ。

1983年にふたりで書いた本『湘南 最後の夢の土地』を復刊してほしいという若い人たちがいるという話をしたら、あの本はぜひ、と目を輝かせていた。
ぼくも湘南に住みはじめたことだし、あの不思議なガイドブックについてはまた別の日のブログででも紹介したい。

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とにかく、元気で帰ってきてくれてよかった。
ご家族のご努力、お医者さんたちのご助力に感謝したい。もちろんたくさんの人たちの祈りの力も届いたに違いない。退院も近いと思う。

Welcome back, Kohei.

Let's work for peace.


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彼岸まで

2012.03.20 Tuesday

新しい住まいは、海岸からくねくねだらだらした細い登り坂を歩いてきた、山のふもと。
海抜20m近い、材木座の「奥地」だ。
はじめのうちは歩いて帰ってくると息切れがして玄関に倒れこんでいたものだけど、毎日歩いているうちに慣れてきて息切れがしなくなった。若いって、素晴しい :-)

 niwa*.jpg

Lil' darlin'
It's been a long,
cold, lonely winter

いとしい人よ
長くて、寒くて
さみしい冬だったね

---- George Harrison "Here Comes the Sun"

今日は春分の日。
暑さ寒さも彼岸まで、だね。



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野菜は八百屋で魚は魚屋で

2012.03.14 Wednesday

横浜暮らしのころは、食料品や日用品はいつも車で大型スーパーに行って買っていた。
ここ鎌倉材木座にきてからは、近くにスーパーもコンビニもない。
歩いて7,8分の海岸近くに散在するお店で入手するようになった。野菜は八百屋で米は米屋で買うというあたりまえの生活をするようになった。どの店も大混雑しているわけじゃないので、店に入って大声で声をかけてもなかなか出てきてくれないことも多い :-)

不便と言えば不便なんだけど、引っ越してひと月半もするとこの不便さが心地よくなってきた。顔なじみになった店もできて、むこうから値引きしてくれたりオマケをくれたりもする。
下請け業者を叩けるだけ叩いて安い商品を並べている大型スーパーでの買い物より、なんか幸福感がある。

というわけで、魚屋で買ったアサリと八百屋で買ったネギと酒屋で買ったワインで、真夜中すぎに「アサリの酒蒸し」を作って食べた。おいしかった。

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Forever Young

2012.03.11 Sunday

材木座の海岸を歩いた。
一年前の今日、大きく立ち上がった海にのみ込まれた人たちに祈った。


神さまがあなたを祝福しますように
あなたの願いがすべてかないますように
あなたが人々のためになりますように
人々があなたのためになりますように
星々にとどくはしごを作り
ひとつひとつの段をのぼり
あなたが永遠に若くありますように


------ ボブ・ディラン "Forever Young"
(訳/南風椎)

  311zaimokuza.jpg


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プロフィール
本名・長野眞
フライ・コミュニケーションズ代表

1948年生まれ。1971年上智大学を卒業後、新聞記者、コピーライターの仕事を経験し、シカゴに留学。帰国後「日本国憲法」(小学館)を共同編集したことで本を作る楽しさを知り、北山耕平とともにフライ・コミュニケーションズを設立。斬新でユニークなアイデアと感性で、数多くの作品を企画、編集、執筆する。2009年世界にたった一冊の本をつくる「ニュー・グリーティングブックス」のHPを開設。10年間横浜の小さな森の中で自然とともに暮らし、現在は鎌倉の海辺で閑かな日々を過ごしている。
NEW GREETING BOOKS

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