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2016.01.17 Sunday

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アイスクリーム・キッド

2012.05.30 Wednesday

この数日「チェリー・ガルシア」というキーワードで前回の日記を訪ねてくる人がとても増えているようだ。『デッド・ムーヴィー』のDVDも売れているらしい。なにかいいことが始まっている兆候だといいね。

チェリー・ガルシア以前はデッドコミュニティで「アイスクリーム」と言えば、誰もが思い浮かべるのは「アイスクリーム・キッド」だった。アルバム『ヨーロッパ72』のバックカバーに描かれた絵だ。虹色の髪のこの少年の絵は、Tシャツやステッカーになって幅広く愛されてきた。
アルトン・ケリーとスタンリー・マウスはデッドグラフィックスを数多く手がけてきた画家で、この絵はふたりの合作だとされている。

        ice kid.jpg

この絵が誕生したときのことを、アルトン・ケリーが回想している。
アルトンとスタンリーはクレイジーな仮装パーティに参加していて、何かデザイナードラッグをやって床で起き上がれなくなっていた。
「そのとき誰かがジョークを言っていた。痙攣性の男の子がいて、手拍子だけで『ディープ・イン・ザ・ハート・オブ・テキサス』を演奏して、コンテストに優勝したそうだ。一等賞品のアイスクリーム・コーンをもらった男の子は「ちぇっ、ありがと!」と言って、コーンを頭のまん中でグシャッとつぶしたって話だった。そのときぼくたちはあの絵を思いついたんだ」


『ディープ・イン・ザ・ハート・オブ・テキサス』の歌はテキサス・レンジャーズが本拠での試合途中で大合唱される歌でもある。ダルビッシュの入団で日本でも試合中継されることが多くなった。こんどこの歌を聴いたら「アイスクリーム・キッド」のことを思い出してやってください。

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追記/5/31/02

Facebookの方で、松本純一さんがこの絵の「飛び散ったアイスクリームには『L I V E』の文字が隠されている」という加筆をしてくれました。ありがとう。
デッドのアルバムジャケットに隠された秘密は、シリーズで語りたいですね。


 keisen.jpg


チェリー・ガルシアを食べながら

2012.05.27 Sunday

友人の青山功が娘のケイちゃんと一緒に、鎌倉の家に遊びにくることになった。
何か買っていこうかというので、迷わずおねだりをした。表参道にできたばかりのアイスクリーム店「Ben&Jerry」で一番人気のフレーバー、チェリー・ガルシアを買ってきてもらうことにした。大好物がようやく日本でも食べられるようになったのだ。

これも8月に日本で出る予定のデッドDVDボックスのうちサンプル8枚が届いたばかりだったので、デッド・ライブを観ながら、チェリー・ガルシアを食べることになった。
デッドの偉大なギタリスト、ジェリー・ガルシアへの敬意をこめて作られた、ダークチョコフレークとアマレット漬けのチェリーが入ったアイスクリームだ。

      cherry*.jpg

「チェリー・ガルシア」というネーミングには可愛いエピソードが伝えられている。
1984年にベテラン・デッドヘッドだったジェーン・マクドナルドの頭にひらめいたアイデアだった。彼女はハガキにそのアイデアを書いてBen&Jerry社に匿名で投函した。
数カ月後にその名前のフレーバーが売り出されたとき、ジェーンは同社に電話をして名乗りをあげた。
「自分が誰なのかを告げると、電話に出た女性は『ちょっと待って-----もう一度言ってください』って言った。私が同じことを繰り返し言い始めたら、言い終わる前に、彼女は受話器に手を置いて叫び声をあげたの。『見つかったわ! 見つかったわ!』って。とても興奮していた。その6月には定例株主総会に名誉のゲストとして招待された。シャツと航空券を送ってくれてね。アイスクリーム一年分も」










東北の子たちにこけしを

2012.05.19 Saturday

伝統こけしは東北で生まれて全国に散らばっていき、こけしスマイルをひろめてきた。もしあなたの家にあまっている伝統こけしがあったら、おもちゃや人形を流されてしまった東北の子どもたちに送ってあげよう、と沼田元氣が呼びかけている。

こけしをみると
あなたを思い出す
こけしの笑顔は
あなたの笑顔
こけしが笑うと
あなたも笑う
あなたが笑うと
こけしも笑う
あなたの生まれ
育った東北は
こけしのふる里
こけしのふる里は
笑顔のふる里
おだやかで
やさしい
笑顔のふる里

----- 沼田元氣

 kokeshi*.jpg


詳しい情報は彼のウェブページをお読みください。



沼田元氣についてはこのブログでも何度も紹介しました。
そちらも参考までに。





 keisen.jpg




Mother

2012.05.13 Sunday

今日Twitterにどなたかが書き込んでいたのですが、南北戦争のあと「夫や息子を二度と戦場に送りたくない」というお母さんたちの願いから作られた記念日が「母の日」の起源なのだそうです。知りませんでした。

 mothers*.jpg

天国にいるぼくの母と、これを読んでくれているすべてのお母さんたちにカーネーションを捧げます。


 keisen.jpg


ムンク『叫び』

2012.05.03 Thursday

ムンクの『叫び』が史上最高の競売額(96億円?)で落札されたというニュースが駆け巡っている。数年前ぼくは穴があいた靴下を眺めていて、こんな写真を撮った。
すぐに捨ててしまったけど、競売に出すべきだったかも :-)

 munk*.jpg

今日は憲法記念日。
以前もブログで紹介しましたが、ぼくが訳した「日本国憲法 前文」を読んでください。




 keisen.jpg



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プロフィール
本名・長野眞
フライ・コミュニケーションズ代表

1948年生まれ。1971年上智大学を卒業後、新聞記者、コピーライターの仕事を経験し、シカゴに留学。帰国後「日本国憲法」(小学館)を共同編集したことで本を作る楽しさを知り、北山耕平とともにフライ・コミュニケーションズを設立。斬新でユニークなアイデアと感性で、数多くの作品を企画、編集、執筆する。2009年世界にたった一冊の本をつくる「ニュー・グリーティングブックス」のHPを開設。10年間横浜の小さな森の中で自然とともに暮らし、現在は鎌倉の海辺で閑かな日々を過ごしている。
NEW GREETING BOOKS

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再誕を、あなたの手で。
ご存知のグリーティングブックスが
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こんどは、世界に一冊だけの本。
本に新しい生命を吹き込むのは、
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