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紫陽花革命がいい

2012.06.29 Friday

このブログを読んでくれている人なら、それも熱心に読んでくれている人なら、ぼくが紫陽花が大好きな男であることをご存知でしょう。何度も書いてきましたから。

だから現在、原発再稼働に反対する活動が「紫陽花革命」と呼ばれようとしているというニュースがうれしくてなりません。今夜も首相官邸前には多くの心やさしい革命家たちが集結するそうです。まったく新しいジェネレーションによる、まったく新しい革命です。

前回の日記で、メキシコ五輪で星条旗にこぶしを突き立てたトミー・スミスのことを書きました。近く開かれるロンドン五輪で、日本人アスリートの誰かが「原発再稼働を決めようとしている」日本国家に対する抗議として、表彰台から日の丸にこぶしを立ててくれないものか、と願っています。相当なバッシングを受けるでしょうが、いつかは「紫陽花革命」の英雄になるのは間違いありません。

 ajisai*.jpg

横浜の森に引きこもっていた10年間に、一度だけ雑誌に原稿を書きました。
100年後に生きる安野雲(Unknown)さんに宛てたメッセージで、その中で「21世紀初頭を生きるぼくたちは、何かまだ名づけられていない革命の中にいる気がする」と書きました。
もしそれが「紫陽花革命」という歴史に前例のない美しい名で呼ばれることになったのなら、何よりです。

安野雲さんへのメッセージは、こちらで読めます。


 keisen.jpg




ザ・モッズ/ロックは不謹慎なもの

2012.06.23 Saturday

 smith.png1968年のメキシコ・オリンピックのことだ。
200m走に出て、世界新記録で金メダルをとったトミー・スミスと銅メダルのジョン・カーロスは表彰台に立って、掲揚される星条旗に向けて黒い手袋をしたこぶしを突き立てた。
アメリカ合衆国の人種差別政策に対する、命懸けの抗議だった。マーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺されて間もないころでもあった。

ふたりはアメリカ選手村から追放され、オリンピック委員会からも追放された。しかし時間がたつと大学で教えるようになり、やがて黒人解放運動の英雄に数えられるようになった。

今年で結成31年を迎える日本のロックバンド、モッズはデビュー当時からずっと、このトミー・スミスのシルエットをバンドのロゴマークに使ってきた。
モッズというのは、そんなバンドだ。

 modslogo.JPG

モッズの新しいDVDが出た。
ぼくも日記に書いたが昨年12月の渋谷でのライブ。随所にバンドメンバーへのインタビューが多く収められていて、それが滅法おもしろい。ひとつだけ紹介しよう。昨年3月の震災、原発事故の翌日、モッズは名古屋でライブをやった。

俺はやるべきだと思った。
結果非難もあったとはあとで小耳に入ってきた。
不謹慎だとか、やっとる場合じゃないとか。
まあ、不謹慎だと言われれば、
存在自体が不謹慎だからね、ロックなんてね。

------ 北里晃一

かっこいいよね。ロックは不謹慎なもの。慎みなんて無縁なんだ。
ライブの一曲目で森山達也は、こう歌っている。

今、世界が転がりだしているのさ
だけどこの国だけが目をそらす

------ "TIME"

中道的な価値観の中におさまっていない。かと言ってパンク・ノスタルジーにひたってるわけでもない。31年間音楽的な進化は続けたが、今もいかさまな世界のシステムを罵倒し、しがないガレージロックバンドの苦悩を歌っている。
チェッカーズ、ブルーハーツ、福山雅治らモッズの影響で音楽をはじめた人たちは多く、それぞれいい歌を提供してくれたけど、どうしてもモッズに追いつき追い越せないものがあった。それが何なのかが少しわかったような気がするDVDだった。


モッズについての日記も増えてきたので、サイドバーのカテゴリーに<Mods>を追加しました。


 keisen.jpg








「森の日記」を続けます

2012.06.07 Thursday

鎌倉にきてからもう4か月もたつんだ!
横浜の森を脱出したとたんなぜか突然仕事が忙しくなって、時間の経過も忘れてしまっている。鎌倉在住の友人知人たちともほとんど会えないでいる。

「森の日記」は「海の日記」になるのですか「渚の日記」になるのですか、という問い合わせもあるのだけど、考えた末「森の日記」のまま続けることにした。「森の日記」というキーワードで訪ねてくる人も多く、ある程度定着したタイトルらしいことが理由のひとつだ。

ヘンリー・デビッド・ソローはウォールデン池のほとりの森で2年ちょっと過ごした経験をもとに『森の生活』という本を書いた。あんな名著を書けるはずはないが、ぼくは横浜の森で10年ちょっと過ごした。あそこで一木一草、花鳥風月から日々ダイレクトに教わったことについてはまだまだ書けると思うので、折り折りに書いていこう。
「横浜の小さな森の日記」ではなく、これからは「日本列島という小さな森の日記」になっていくのかも知れない。

  kanagawa**.jpg

この写真はランドサット衛星から撮った湘南海岸。

ブログのトップ写真は、かつて森だったころの風景を望むものだし、今はもう住んでいない家なのでいずれ時期を見て他の写真に替えようと思っています。


 keisen.jpg





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プロフィール
本名・長野眞
フライ・コミュニケーションズ代表

1948年生まれ。1971年上智大学を卒業後、新聞記者、コピーライターの仕事を経験し、シカゴに留学。帰国後「日本国憲法」(小学館)を共同編集したことで本を作る楽しさを知り、北山耕平とともにフライ・コミュニケーションズを設立。斬新でユニークなアイデアと感性で、数多くの作品を企画、編集、執筆する。2009年世界にたった一冊の本をつくる「ニュー・グリーティングブックス」のHPを開設。10年間横浜の小さな森の中で自然とともに暮らし、現在は鎌倉の海辺で閑かな日々を過ごしている。
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