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2016.01.17 Sunday

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自分の身にかならず起きることは

2015.01.16 Friday

小学校4年のころ、登校で家を出て家の前で右に曲がったとき(ぼくはいつか死ぬんだ)と思ったときことは忘れられない。そのとき見ていた風景がずっと残ることになる。
恐怖の日々が始まる。夜は恐くて眠れない。
でもぼくはすぐに逃避場所を見つけた。
テレビドラマかなにかで丸の内のビルの屋上で楽しそうにバレーボールをしている人たちの姿を見たんだね。ぼくはいつか死ぬんだろう。でも死ぬ前には屋上で楽しくバレーボールをすることもあるんだ。

  okujou.jpg
MAINICHI PRESS
いつかは死ぬのかも知れないけどその前には屋上でバレーボールができる。
これは長いことぼくの逃避場所だった。
しかしぼくは丸の内のビルに就職することもなく、屋上でバレーボールをすることもなかった。
そのかわりぼくは20歳代でいい避難場所を見つけた。
 
自分の身に将来かならず起きることはいいことに違いない、と思いこむことだ。
これは効いた。
今も効いている。

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プロフィール
本名・長野眞
フライ・コミュニケーションズ代表

1948年生まれ。1971年上智大学を卒業後、新聞記者、コピーライターの仕事を経験し、シカゴに留学。帰国後「日本国憲法」(小学館)を共同編集したことで本を作る楽しさを知り、北山耕平とともにフライ・コミュニケーションズを設立。斬新でユニークなアイデアと感性で、数多くの作品を企画、編集、執筆する。2009年世界にたった一冊の本をつくる「ニュー・グリーティングブックス」のHPを開設。10年間横浜の小さな森の中で自然とともに暮らし、現在は鎌倉の海辺で閑かな日々を過ごしている。
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